ペーパーナースの就職先は2通り!履歴書の志望動機を書くコツは?

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ペーパーナースの就職先は2通り!履歴書の志望動機を書くコツは?

ペーパーナースが就職するとなると、不安でイッパイ…なかなかその一歩が踏み出せないと思ってしまうのは当然です。

 

ペーパーナースと呼ばれるのは…

  • 看護師免許は取得したものの、一度も臨床経験がない看護師
  • 臨床での実務経験が極端に短く、ブランクが長い看護師

 

「臨床経験がない状態で医療現場に飛び込むのは無謀だよね…」

「ペーパーナースを雇ってくれる職場なんてあるわけないよ…」

 

もちろん、臨床経験がない、もしくは極端に短いとなれば、自分の看護師としての能力に自信が持てないお気持ちもわかります。

 

でも、大丈夫。

あなたに一歩踏み出す勇気さえあれば、ペーパーナースでも就職できる職場はありますよ

 

今回は、ペーパーナースでも就職しやすい職場をご紹介します。

また、就職するとなるともう一つ気になるのが、履歴書の志望動機の書き方

 

ペーパーナースが履歴書の志望動機を書く場合の具体的な例文やコツも合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さいね!

 

ペーパーナースの就職先①医療行為が少ない職場を選ぶべし!

 

ペーパーナースが就職する場合、どんな職場を選んだら良いのでしょうか?

 

ペーパーナースが就職しやすい職場として1つ目にご紹介したいのは、医療行為ができるだけ少ない職場です。

こちらは、ブランク明けに復職する看護師が多い職場でもあります。

 

ただ、ペーパーナースとは言え、看護師として就職するということは、最低限の医療行為は求められます

「やっぱり…臨床経験ないし、医療行為なんてできるか自信ないよ…」

「ブランク長すぎるしな〜医療行為ってなると不安…」

 

そこは、腹をくくるしかありません。

 

でも、新卒看護師だって初めは同じ!

臨床経験無しの状態で医療現場に飛び込み、少しずつ知識やスキルを身につけて、一人前の看護師を目指しますよね。

最初から、医療行為に自信アリ!なんて新卒看護師はいないわけで、ちょっとずつ覚えていけばイイんです。

 

採用側もペーパーナースとわかっていながら雇っているわけですから、突然即戦力として活躍してね!ということは期待していません。

勇気を出して就職という道に踏み出したら、あとは腹をくくってコツコツ努力するのみです。

 

それでは、医療行為が少なく、ペーパーナースが就職しやすい職場をご紹介しましょう。

 

クリニック

クリニックの場合、基本的に受診する患者様は軽症です。

重症の場合は、直接大きな病院に行きますから、医療行為も少ないでしょう。

 

  • 医師の診察介助
  • 問診
  • バイタル測定
  • 健診
  • 採血
  • 点滴
  • 検査の案内

求められるのはこれらの仕事です。

 

これならペーパーナースでも前向きに頑張れそうな気がしませんか?

 

ただ、一つ注意点があります!

クリニックの場合、看護師の数が1〜2人と少ないケースもあります。

これだと十分指導を受けることはできません。

少なくとも看護師数が3人以上で指導もしっかりしてくれるクリニックを選ぶようにしましょう。

 

「クリニックが就職しやすいなら、外来は?仕事内容は同じような感じじゃない?」

こんなふうに思った人もいるかもしれませんね。

 

確かに、外来という選択肢もアリです。

ただ、病院の外来の場合、重症患者様が飛び込んでこないとは限りませんし、「私ペーパーナースなので何もできません!」というわけにはいかなくなります。

 

豊富な知識と高いスキル・観察力・判断力が求められます。

 

もしも、外来に就職したい場合は、眼科や皮膚科など、重症患者様の受け入れがなく、医療行為ができるだけ少ない診療科を選ぶようにしましょう。

 

介護施設

介護施設と言えば…

  • 特別養護老人ホーム
  • 介護老人保健施設
  • デイサービス
  • 通所型デイケア

などが挙げられますよね。

 

介護施設の場合、必要になるのは慢性期の看護です。

特別養護老人ホームなど、看取りを行っている施設の場合、一時的に急性期看護が必要になるケースもありますが、医療行為は少ないです。

 

施設型の介護施設の場合、基本的にはバイタル測定や服薬管理がメインになりますが、採血や経管栄養、吸引などのスキルは必要になります。

 

夜間待機を任される場合もありますが、ペーパーナースを採用しているわけですから、もちろんある程度慣れてからのお話。

不安になりすぎる必要はありませんよ!

 

ただ、ここでも注意点があります。

「デイサービスなら、施設型の介護施設に比べて医療行為も少なそうだし働きやすいよね!」

こんな思惑で就職したとしましょう。

 

非施設型のデイサービスは、医師も常駐していませんし、看護師1人体制のところも多いため、判断は全て自分に委ねられるというケースも少なくありません。

少なくとも2人体制以上の職場を選ばないと、痛い目に合う可能性があるということ。

 

また、同じ介護施設でも、介護老人保健施設は最近医療度が上がってきています

 

厚生労働省より、2017年度末での介護療養病床の廃止が発表されました。

その受け皿の一つとなったのが、介護老人保健施設。

そのため、以前なら病院で看ていたような利用者様も多く、『医療度が高い&医療行為が多い』という状態になりつつあるんです。

 

特別養護老人ホームに比べて、医療度は高いけど、医療行為が少なそうというイメージだけで就職すると、こちらも痛い目に合う可能性があります。

有料老人ホームの医療度の高さはピンキリ

 

どの介護施設に就職するにしても、入念な事前調査が必要そうですね!

 

健診センター

健診センターに来る患者様は、基本的に元気

今すぐ治療が必要で具合の悪い人はきませんから、急性期看護は必要ありません。

 

  • 問診
  • バイタル測定
  • 身体計測
  • 採血
  • 診察介助

これらの仕事が求められます。

 

特に採血のスキルは確実に必要です。

ただ、医療行為が極端に少ない仕事ですから、ペーパーナース向きの職場と言えそうですね!

 

看護師資格を活かせる企業

いわゆる企業看護師ですね。

企業に勤める従業員の健康管理や健康診断がメインの仕事になります。

 

こちらも極端に医療行為が少ない仕事ですから、ペーパーナースにはオススメの職場です。

 

保育所

ペーパーナースの中には、ママナースも多いですよね。

 

保育所の場合、採血などの医療行為は必要ありませんし、臨床経験に対するこだわりもありません。

しかも、ママとしての子育て経験を活かすことができますからオススメですよ!

 

 

ペーパーナースの就職先②病棟で働きたいなら、ズバリどんな病院?

 

ペーパーナースが就職する場合、ポイントになるのは、医療行為が少ない職場を選ぶこと。

臨床経験が全くない看護師や長いブランク明けに復職する看護師が働きやすい職場ですから、少しは自信を持って働けそうですよね!

 

ただ、一つ気になることはありませんでしたか?

「病院の病棟勤務は、やっぱり無理なんだ…」

 

確かに、病院の病棟勤務となると、先ほどご紹介した職場レベルの医療行為では済みませんから、ペーパーナースに向いているか?と言うと、答えは『NO』

 

ただ、やっぱり病棟勤務は、看護師の醍醐味!

看護師として、色々なことを学べる職場でもあります。

知識やスキルはもちろんのこと、観察力・判断力・コミュニケーション能力など、可能性は無限大。

 

だから、ペーパーナースの中に、「どうしても病棟で働いてみたい!」という人がいても不思議ではありません。

 

今回、ペーパーナースが就職しやすい職場として2つ目にご紹介したいのは、なんと病棟

「え?病棟って、さっき紹介していた医療行為が少ない職場と正反対なんじゃ…」

 

確かに、矛盾している感じがしますよね。

ポイントになるのは、病院選び

 

では、ペーパーナースが病棟に就職したい場合、どんな病院がオススメなのか?

ご紹介しましょう!

 

慢性期病院に就職する

慢性期病院の病棟に入院する患者様は、基本的に病状は落ち着いています。

焦って判断しなくてはならない場面が少ないため、ある程度心に余裕を持って働くことができるでしょう。

 

病棟勤務の基本を学ぶことができるため、ペーパーナースが病棟デビューするにはオススメの職場です。

 

教育体制が整っている病院に就職する

『教育』という言葉を聞くと、どうしても新卒看護師向けと感じてしまうかもしれませんが、今は中途採用のペーパーナース向けに教育体制を整えている病院もあります。

 

ただ、そういった病院は大規模病院の可能性も高いですから、もちろん急性期医療に携わることも多くなります。

不安に感じてしまうかもしれませんが、一人前の看護師として飛躍するチャンス!

 

教育体制が整っている病院ということは、フォロー体制も十分整っているということ。

せっかく踏み出した一歩を無駄にしないよう、周りの力を借りながら前向きに取り組んでみて下さいね!

 

 

ペーパーナースの就職で履歴書の志望動機はどう書く?

 

ペーパーナースが就職する場合、頭を悩ませる問題となるのが『履歴書の志望動機の書き方』です。

 

先ほどご紹介した…

  • 医療行為が少ない職場に就職したい場合
  • 病棟に就職したい場合

 

この2つでは、履歴書の志望動機の書き方もちょっと変わってきます。

それぞれ、具体的な例文とコツをご紹介しますね!

 

医療行為が少ない職場に就職したい場合

例文

看護師免許を取得して間もなく妊娠が判明し、ほとんど臨床経験をせずに現場を離れることになりました。

子育てが一段落し、本来の夢であった看護師としての道に再度挑戦したいと考えております。

 

子育てをする中で、小児科クリニックを受診する機会も多く、その優しさと患者様との距離の近さにあらためて小児科クリニックで働く看護師の魅力を実感しております。

 

また、貴院は子育てをしながら働いている看護師が多いと伺いました。

魅力ある小児科クリニックでの仕事と子育てを両立しながら、看護師として今一度再出発させて頂けると幸いです。

 

未熟ではありますが、母としての経験を活かしながら、いち早く貴院に貢献できるよう努力して参りたいと思っておりますので、宜しくお願い致します。

 

コツ

採用側にすれば、『ペーパーナース=新卒と同じ』なんだから、どうして看護師の基礎を学べる病棟に就職しないんだ?と思って当然。

 

だからといって、「貴院は医療行為も少なく、ペーパーナースでも就職しやすい職場だと聞いたので!」なんてことを書くわけにはいきませんよね。

 

大切なのは、それぞれの職場の特色に魅力を感じて就職したいと思ったという内容をアピールすること。

 

今回の例文で言うと…

クリニックでの仕事に対して魅力を感じている。

しかも、子育てと仕事も両立したい。

だから、子育てに理解のあるクリニックである貴院で働きたい!

 

あくまで、この職場から看護師として再出発したいんですということを明確にアピールするようにして下さいね!

 

慢性期病院or教育体制が整った病院の病棟に就職したい場合

例文

看護師免許を取得したものの、体調不良で入退院を繰り返し、臨床経験はありません。

一時は看護師としての夢も諦めかけましたが、入院を繰り返す中で、昼夜問わず患者様に寄り添い続ける病棟看護師という仕事に再度魅力を感じました。

 

現在は体調も改善しており、その魅力ある看護師という仕事に一から挑戦したいと考えております。

 

私自身が入院中に感じていたのは、慣れない環境で生活することに対するストレスと病気に対する不安でした。

そんな中、心の支えとなったのが、温かい声かけと24時間優しく寄り添ってくれた看護師という存在です。

 

入院という体験を通して、自分が看護される側の立場になったことで、『患者様と向き合う大切さ』を実感することができました。

同時に、じっくりと患者様と向き合うことのできる慢性期病棟で働きたいという思いを強く抱くようになりました。

 

私が支えられたように、今度は私自身が患者様を支えられる病棟看護師を目指したいと考えております。

 

貴院は、再就職支援にご尽力されており、臨床経験がない看護師のサポートも行っていると伺いました。

看護の基礎を学び、患者様に寄り添える病棟看護師として、いち早く貴院に貢献できるよう努力したいと思っておりますので、宜しくお願い致します。

 

コツ

ペーパーナースがどうしても病棟で働きたい場合、ポイントになるのは、『病棟だからこそできる看護』に言及することです。

例文で言うと、『24時間患者様に寄り添える看護ができる』ということですね。

 

外来やクリニックではなく、病棟看護師として働きたい!という理由を明確にしましょう。

 

そして、病棟看護師として働きたいペーパーナースにとってもう一つ大切になるのが、精神論を述べることです。

 

病棟看護師は、24時間患者様の生活に密着した看護を行っています。

 

ただでさえ慣れない環境の中で病気を抱えながら入院をしている患者様には、強い不安やストレスはつきもの。

身体的なケアはもちろんのこと、より精神的なサポートも必要になります。

 

実はこの場合、ペーパーナースであることが逆に功を奏する

 

ペーパーナースは、言わばピュアなナース。

患者様に優しい看護師でありたい、寄り添える看護師でありたい、こんな言葉がどんどん出てくるんです。

 

もしも、ベテランの看護師の志望動機がこのひと押しなら、採用側は「具体性がないな〜」という印象になってしまいますが、ペーパーナースなら許されちゃうんです。

 

むしろ、そのピュアさが、看護師にとって本来大切なことを思い出させてくれるポイントにもなるわけですね。

精神的ケアがより大切になる病棟看護師にとって、すでにこれは必要なスキルの一つ

 

志望動機を書くときは、病棟だからこそできる看護にも言及した上で、ペーパーナースの武器でもある精神論を述べるよう心がけましょう。

 

どちらのケースでも共通する履歴書の志望動機を書くコツ

なぜペーパーナースなのかを明確にする

これは、採用側も気になるポイントです。

なんの説明もしなければ、採用側も憶測をするしかありません。

 

『仕事が続かない看護師なんじゃないか』と思われてしまえば、「結局雇ってもすぐ辞めるんじゃない?」と誤解をされてしまいますから、ペーパーナースである理由を明確にするようにしましょう。

 

看護師として再度働きたいと思った理由を明確にする

これは、先ほどご紹介した『なぜペーパーナースなのかを明確にする』とセットで記載するようにしましょう。

ペーパーナースである理由が、例文にあるような家庭の事情や体調不良でない場合もありますよね。

 

人間関係のトラブルや人の死に対する恐怖感など、ペーパーナースである理由は人それぞれ。

理由によっては、「この人雇って大丈夫?」というマイナスイメージを採用側に持たれてしまう場合もあるでしょう。

 

でも、看護師として再度働きたい理由を明確にすることで挽回は可能

『再度働きたい理由=看護師としての展望』でもあるわけですから、理由が具体的であればあるほど、採用側もあなた自身をプラスにイメージしやすくなります

 

何より、「とにかく私は、○○な理由で頑張ってみたいんです!」という前向きな姿勢は心を打つものですよ!

 

なぜその職場を選んだのかを明確にする

看護師が働く職場全体に言えるメリットを書くだけでは、「それって、うちの職場じゃなくても良くない?」と思われてしまいます。

 

「あなたの職場だからこそ、働きたいと思ったんです!」と言える理由は何なのかを明確に記載するようにしましょう。

 

今後どのように貢献していきたいかを明確にする

ペーパーナースだからといって、いつまでも新人気分というわけにはいきません。

採用側としては、どんな看護師でもいち早く貢献してもらいたいと思うのは当然。

 

目標に向かって努力を重ねた結果、どのように職場に貢献したいのかをアピールするようにしましょう。

 

 

ペーパーナースが就職するならプロの相談相手が必要!

 

ペーパーナースの就職先は2通りあることがわかりました。

  • 医療行為が少ない職場
  • どうしても病棟に就職したい場合は、慢性期病院or教育体制が整っている病院

 

まずは、このどちらを就職先にするのかを決めて、実際の就職活動スタートです。

「就職先の選択肢はあるとは言え、やっぱり不安。うまく就職できるかな…」

 

やはり、ペーパーナースであることが不安要素になってしまうお気持ちわかりますよ。

そんなあなたには、プロの相談相手が必要

 

実際に看護師として働く友人に相談しても、ペーパーナースだった経験がない人にとっては仮想の話になってしまいますから、いまいちイメージが沸かないというのは仕方がないことです。

 

就職活動のプロといえば、看護師転職コンサルタントです。

今回ご紹介した2通りの就職先はもちろんのこと、臨床経験が全くない看護師や臨床経験が極端に少ないブランク明けに復職するペーパーナースが安心して就職できる職場を紹介してくれますからオススメですよ!

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